南アフリカ、民族党連立入り表明 白人系最大野党の参加不透明
【ナイロビ共同】5月の南アフリカ総選挙(下院、定数400)で17議席を獲得した保守系民族政党のインカタ自由党(IFP)は12日、過半数を割って連立協議に追い込まれた与党アフリカ民族会議(ANC)が目指す挙国一致政権に参加すると表明した。白人系最大野党、民主同盟(DA)の政権参画を求めているがDAは態度を決めていない。 大統領を選出する下院は14日に招集される。ANC支持者の間では白人主体のDAの政権入りに対する忌避感が根強いが、ロイター通信によると、黒人民族ズールー人主体のIFPの参加で政権の白人色が薄まり、ANC内の懸念が緩和されるとの見方がある。