【新NISA】毎月「5000円」VS「3万円」の積立投資!30年後にどれほど差が出る?シミュレーション
積立投資の金額によるメリット・デメリット
月5000円の投資は、月3万円の投資と比較して効果を感じにくく、利益額も大きいため月3万円の投資をするべきだと考えてしまいがちですが、そんなことはありません。 次に、それぞれの投資のメリットとデメリットを解説します。 ●5000円投資のメリット ・家計への負担が小さい ・長期継続がしやすい ・リスクを少なく抑えられる 投資額が少ないため、家計への負担を抑えて積立を続けることが可能です。そのため、初心者でも低いハードルで投資を開始でき、元金割れが起きても大きな損失にはなりません。 総合的に、精神的な負荷を抑えて続けられることがメリットです。 ●5000円投資のデメリット ・目標額の達成までに時間が掛かる ・得られる複利効果が限定的 少額投資の場合、資産形成の効果が限定的で、受け取れる利益が3万円投資と比較して少額になります。さらに、複利効果も限定的で、目標金額に達するまでに時間がかかる場合があります。 ●3万円投資のメリット ・目標金額への到達が早い ・複利効果が大きく受け取れる ・経済的な安定性が高まる 3万円での積立投資は、5000円投資に比べて受け取れる利益が大きく、目標金額に達するスピードも速くなります。安定的に価格が上昇をすれば、老後資金など将来の生活の資金として大きな資産の形成に役立ちます。 ●3万円投資のデメリット ・家計への負担が大きいことも ・途中で断念してしまうリスクもある ・損失時のインパクトが大きい 3万円投資のデメリットは、家計への負担が重い点です。価格が下降した際に動揺が大きく、元本割れ時の損失も大きいため、精神的なプレッシャーが大きいと言えます。
投資額の選び方のポイント
最後に、両者のメリット・デメリットを踏まえた上で最適な投資額を選ぶポイントを紹介します。積立投資を始める際は、無理のない範囲で金額を設定することが重要です。 投資金額は途中で変更可能なので、収入が増えたり余裕が出たときに増加を検討しましょう。頻繁に金額を変更すると、リスク軽減の効果が薄れることがあるため、一度決めた金額は頻繁には変更しないことが望ましいです。 無理をして費用を捻出すると家計を圧迫し、元本割れ時の負担が大きくなるため、あくまで余裕資金で投資を考えることが大切です。