2025年春頃に2回目の燃料デブリ採取へ 前回と同じ「釣り竿型」を使用<福島第一原発>
福島テレビ
福島第一原子力発電所の廃炉作業をめぐり、国と東京電力は2025年春頃に2回目の燃料デブリの採取に着手する方針を示した。 福島第一原発2号機では、2011年の事故後初めて燃料デブリの採取に成功し、茨城県の日本原子力研究開発機構=JAEAの研究施設で分析が進められている。 国と東京電力はきのう2025年3月から4月にかけ、2回目の採取に着手する方針を示した。当初は大型のロボットアームの使用が検討されていたが、「実績のある装置でサンプル数を増やすため」として、前回と同じ「釣り竿型」を使用する。 一方、採取されたデブリについて、JAEAはきのうこれまでの分析で核燃料の主な成分である「ウラン」などが確認されたと公表。「燃料成分が含まれる典型的なデブリの一部」と評価した。
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