ディンプルキーも危ない!簡単に開錠されてしまう…空き巣の「バンピング」に警戒を 防犯のプロが語る最新対策
些細なSNSへの投稿が空き巣被害のきっかけに?
―ネットやテレビなどの情報で恐縮ですが、空き巣は犯行に及ぶ家のポストなどに印をつけるという話を聞きました。こういった空き巣による目印をつけるなどの行為は、本当にあるのでしょうか。また、他にも似たような空き巣の行動があれば、ぜひ教えてください。 下見は必ずしますし、自分が次回犯行に及ぶ際にわかるよう、仲間同士で情報を共有できるように「マーキング」をして印を残す場合は多くあります。 例えばアルファベットで老若男女を表したり「家族で住んでいるのか?」「一人暮らしか?」「お金持ちか?」「何時から何時まで仕事で留守にしているのか?」などさまざまなことを記したりします。 また、下見の方法も多彩で、最近はGoogleストリートビューを使い、現地に行かないで下見をする場合もあります。中には駐車場に高級車が4台か置かれているのを見て、犯行に及んだ窃盗団もいました。気になる人は専用窓口に連絡をして、モザイクをかけてもらうなどの対策をしてもらうといいでしょう。 さらにはSNSの投稿も見られています。高級な旅行や食事、買い物などをアップしていると、目を付けられることもあります。SNSの利用にも注意を払うようにするべきです。 ◆京師美佳(きょうし・みか) 防犯アドバイザー、犯罪予知アナリストとして、情報番組やNEWS番組などメディアなど多数出演。セキュリティ全般の知識を活かして講演や啓蒙活動もおこなう。2005年京師美佳セキュア・アーキテクト設立。2009年(社)全国住宅等防犯設備技術適正評価監視機構理事就任。建物の防犯診断、プロデュースなど幅広く活動をおこなう。「60歳から絶対やるべき防犯の基本」など著作多数。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。 (まいどなニュース特約・長澤 芳子)
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