昭和世代は考えられない[令和]の自動車購入のまさか! [頭金]を入れない方が良いワケって?
■頭金を入れるということは価値の低くなるものにお金を使うという現実
クルマというものは、そのほとんどが時間の経過とともに価値を落としていく。300万円で買ったクルマが、3年後には半分の価値になり、5年後には3割程度の価値しか残らない。常に減価していくものなのだ。 そのため、車両購入時にローンを組んで頭金を入れるということは、手元に残して置けば額面通りの価値が続くお金の価値を、いたずらに下げることになる。 いじり倒して乗り潰すというなら、減価も何も考えなくていいのだが、乗り換える・下取りに出すなどのクルマを評価するタイミングが来る場合には、車両の減価というものと、上手く付き合っていかねばならない。 リースやサブスクが最近人気を集めるのは、明確に「使った分(価値が減った分)のお金を払う」というシステムが確立されているからだろう。残価設定ローンも、これと同じような感覚で、毎月のローン支払いを行っていく方が効率的だ。 特に、いつ大きなお金が必要になるかわからない子育て世代は、クルマの頭金という大きなお金は使わず、子供の成長のためにストックしておきたい。これは年金支給を受ける高齢者世帯でも同じことが言えるだろう。 せっかく貯めた大きなお金は、いざというときのために残しておく。経済が不安定な今を乗り切るためには、頭金ゼロのローンで上手にクルマと付き合ってほしい。