相場のリバウンド局面で「買い時」を逃さないための心構え
株式相場のリバウンドを見極めるには、どのような点に気を配ればいいのでしょうか(写真:Photo Art YOSHIMI/PIXTA)
2022年初頭から続いた日本株の下落も、1月27日の日経平均株価2万6044円で底打ちし、2月2日には2万7550円まで上昇。下げ幅の半分近くを取り戻しました。 また、昨年11月からほぼ一本調子の下げをみせていたマザーズ指数も、1月28日の719.03を底に、反発しています。1月27日のピーク時には452に達していた東証1部の昨年来安値銘柄が、足元では激減していることから見ても、日本株はいったんの底打ちを果たしたといえます。 前回のコラム において、個人投資家が塩漬け株を作るべきでない理由とともに、適切な時期に損切りを実行することの有効性をお伝えしましたが、それは株価下落局面での話。株価が下落から底打ちし、反発に転じた局面でどのように行動するか。これによって上昇場面で得られる利益も大きく変わってきます。 下げ局面も上げ局面も、あらかじめ戦術を考えたうえで、実行していく必要があるのです。筆者が考える株価上昇局面でのポイントは「上げ始めてからの初動に乗る」こと。今回は、この点について解説していきます。
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足立 武志