「寝る前のスマホがやめられない…」を解決する習慣4つ。快眠のためにできること
寝る前のスマホは健康によくないとわかっていても、つい見てしまうことがあります。しかし、4つの習慣を身につけるだけで、スマホは簡単に手放すことができるんです。ここでは、医師の白濱龍太郎先生と整体師の永井峻さんが「スマホと距離を置くコツ」を教えてくれました。
脳を刺激し続けるスマホからは距離をおいて
現代の暮らしのなかで、睡眠の質を下げる大きな要因になっているのがスマホの存在。 「ブルーライトが目や脳によくないので、寝る前はスマホやパソコンを見ない方がいいとはよく言われること。ブルーライトは脳の視床下部に影響し、睡眠ホルモンといわれるメラトニンの分泌を抑えてしまいます」(医師・白濱先生) さらに、スマホを寝る直前まで見ていると、脳が刺激を受け、反応してしまうことに。「SNSを見て他人の投稿をうらやんだり、気になることを調べだしてしまったり…。LINEやメールの着信の知らせがあると、『返信しなきゃ』とそわそわしてしまいます。このように目の前のことに集中できず、常にあれこれ別のことを考える『マインドワンダリング状態』に陥ると、頭が常に緊張してリラックスできず、眠れなくなってしまうんです」(白濱先生)。 一方で、仕事や家事で忙しく、疲れている日こそ、眠る前に好きなことをして気持ちを切り替えたくなるのは当然の行為ともいえます。 「気分転換をつい身近にあるスマホに頼りたくなりがちです。でも、そこをあえて読書やストレッチなど、別の行動におき換えることで、寝る前はスマホから距離をおきましょう」(白濱先生、整体師・永井さん)
スマホの目覚ましは入浴前にかける
寝る直前にスマホの目覚ましをかけると、メールの着信に気づいてつい見たり、気になったりしがち。 「目覚ましは入浴前など早めの時間に設定すると決め、入浴後はスマホなしで過ごすことを習慣にしましょう」(白濱先生)
本を読んで光を浴びないようにする
紙の本や光りを抑えたKindleなら、ブルーライトに睡眠を妨げられることはなし。 「推理小説など先が気になってつい読みすすめたくなるものより、ちょっと難しい本や、先の展開がわかっている読み慣れた本にしましょう」(永井さん)