メジャー後初ツアーを経てSUPER★DRAGONが得た自信「やってきたことは間違いじゃない」
9人組進化系ミクスチャーユニット「SUPER★DRAGON」が9月11日にメジャー2ndシングル「Downforce」をリリースした。 【全ての写真】SUPER★DRAGONの撮り下ろしカット(全16枚) まさに今の彼らを体現するような、個性が異なるカップリングも収録し、これからのSUPER★DRAGONにワクワクが高まる1枚だ。そんな楽曲たちについてやメジャーデビュー後、初となるツアー「MIXTURE」についても存分に語ってもらった。
クリエイティブ力が抑えられなかった2ndシングル
――今回、メジャー2作目となる「Downforce」ですが、収録されている3曲はそれぞれが全く違う雰囲気ですね。2作目だから、ということで意識した点などあるんでしょうか。 古川毅(以下、古川) シングルのカップリングにそもそも「Sweets」も「Younger Forevermore」も入れるつもりで作ってなかったんですよ。 ――そうなんですね! 古川 この間まで、「MIXTURE」というツアーをやっていたんですけど、そこで披露するのが目的でした。ライブ制作をしていくにあたって、自分たちのクリエイティブ力が抑えられなかったというだけです(笑)。 結果、その2曲が良かったから使ってもらえた、という感じですかね。 ――偶然、カラーの違う3曲が一緒になったんですね。 古川 そうです。自分たちとしても、収録されることには納得ですし、自分たちも想定していなかったので、すごく嬉しい結果ですね。 ――ではそんな「Downforce」についてまずはお聞かせいただけますか? 古川 挑戦的なところで言うと、テクノの要素がこんなに強いのは、スパドラの中ではあまりないな、って。ただ、あまりミニマルになりすぎずに派手さみたいなものや、インパクトはしっかり出しつつ、というバランスだったと思うので、そういったところがメロディーラインで顕著に現れているのかなと思います。 だから誰もが聴いたらスピーディーな印象を受けると思うんですけど、ボーカルでちょっとそういったところの空気感が変わるんじゃないかな、と。畳みかけるようなジャンと和哉のラップから、しっかりギャップを作れるように、声色は「押す」とか「殴りに行く」とかそういうことではなくて、引く、というイメージで歌いました。 ジャン海渡(以下、ジャン) 表題曲ということで僕と和哉が作詞しているんですけど、割と疾走感のある、ずっと攻めた姿勢のラップというのは意識しました。 自分が考えたバースだったので、わりとスムーズにレコーディングもできましたね。 ――振り付けに関してはいかがでしょう? 志村玲於(以下、志村) 今回、初めてかな。ダンサー4人だけで初めて曲中でパフォーマンスをして。 ――あっ、初めてなんですね。 志村 だと思います。4人それぞれが違うことを踊っていて、最後一緒になるという構成は今までのスパドラにはなかった、新しいものだったんじゃないかなと思いますね。 ――何度も観たいと思わせられるようなパフォーマンスですね。 志村 ぜひ。フォーメーションもかなり綺麗になっていて。 過去イチレベルで、スパドラのフォーメーションが綺麗なんですよ。僕ら、一足先にMVの初稿を観させていただいて。そのときでもすでにやっぱ僕らのフォーメーションが綺麗でした。フォーメーションもめちゃくちゃこだわっているので、そういうところも注目してほしいですね。 松村和哉(以下、松村) ……喋り方が不動産やね。 古川 ね、内見みたいだった。「結構綺麗だったんで」。 志村 間取りも良くて。 古川 築年数はあるんですけどね。 志村 日当たりもよくて、西日なんですけどね(笑)。 ――(笑)。飯島さんはいかがですか? 飯島颯(以下、飯島) 振り自体ももちろんその緩急は大事にしているんですけど、サビまでどんどん加速していって、サビがドロップした瞬間に、何か目を引くような振り付けになっているのが今回の注目ポイントだと思います。そこは多分、9人でやっているからこそ生まれる空気感というか、迫力もありますね。曲全体を通しても緩急っていうのを大事にしつつも、ステップもすごく多いし、疾走感は意識してみんなで揃えてパフォーマンスしてますね。 伊藤壮吾(以下、伊藤) 本当にフォーメーションがめまぐるしく、忙しなく変わっているので、ぜひ見ていただきたいですし、ダンサーだけのパートがあったり、他にもそれぞれの見せ場があるので、何度も見て楽しんでいただきたいな、と思います。