【MLB】T・ヘルナンデス ドジャースのオファー拒否は「残留への第一歩」米メディアは楽観視
ドジャースからFAのテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)が19日(日本時間20日)、クオリファイング・オファー(QO)を拒否したと海外メディアが伝えている。 しかし「オファー拒否」といってもFA選手にとっては順当な流れだ。QOとは元の球団が独占期間交渉中に規定額の1年契約をオファーできる規定で、期限までに拒否すれば全球団とさらに好条件での交渉が可能となり、ほとんどの選手がQOを拒否する。今季も13人中12選手が断っているという。 そのため地元メディア「トゥルーブルーLA」のエリック・スティーブン氏は「これは予想されていた動きだった。拒否したとしてもドジャースに復帰することの妨げにはならず、ともに残留の意向は表明している」と見ている。 また「スポーツイラストレイテッド」も「彼が断るのは当然だった。ドジャースに長期的に留まりたいと明言している。QOを辞退することはそれを達成するための第一歩だった。ヘルナンデスが1年以上の契約を求めているのは明らかであり、自分の価値を証明した後でそのような安定を求めるのは容易に理解できる」と〝楽観視〟している。 T・ヘルナンデスは昨オフに1年2350万ドル(約36億円)で入団し、今季は打率2割7分2厘、33本塁打、99打点をマーク。ワールドシリーズ制覇にも貢献した。シーズン中から残留を希望していたが、ヤンキース・ソトとともにFAの注目選手の1人となっており、ドジャースを含めて複数球団との交渉が続いている。
東スポWEB