若者ら朝鮮人犠牲者を追悼、東京 「虐殺、繰り返さない」
1923年の関東大震災時に虐殺された朝鮮人の追悼式が7日、東京都墨田区の荒川河川敷で開かれた。歴史を語り継ごうと集った若者らは「事実を記憶し、繰り返さない」と語り、虐殺の証言が書かれたたこを揚げた。朝鮮半島の伝統芸能「風物」も演じられ、故郷の景色を再現して犠牲者を悼んだ。 荒川周辺などで証言収集をしてきた一般社団法人「ほうせんか」が追悼式を始め、今年で43回目。関東大震災発生100年だった昨年から、20~40代の若者グループ「ペンニョン」が運営の中心を担っている。 ペンニョンのメンバーは「自警団は朝鮮人を見つけると、その場で日本刀を振り、虐殺した」とこの地に残る目撃証言を朗読した。