攻撃的なチームへと“変貌”するアトレティコへの期待【現地発】
CLで「臆病」だったバルサが、アトレティコ戦は「楽しさ」を
攻撃的なフットボールへのシフトを試みているシメオネ監督。11月には現行契約を27年まで延長した。(C) Getty Images
昨シーズンの終盤から、シメオネ監督率いるアトレティコが変貌を遂げつつある。ボールプレーを基調とした、攻撃的なフットボールを志向しているのだ。守備に重きを置くこれまでのチームとは別物で、大きな期待を抱かせる。(文:ヘスス・スアレス/訳:小宮良之 2023年12月21日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック スペイン』を転載) ―――◆―――◆――― バルセロナがふたつの顔を見せている。 チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ5節、FCポルト戦で表われたのは、情けなく、目を背けたくなる顔だった。クラブの伝統である「ボールを握り、つないで攻撃する」という意志が感じられない。結果的にはジョアン・カンセロとジョアン・フェリックスのゴールで2-1の逆転勝利を収め、決勝トーナメント進出を果たしているが……。 「臆病」
本文:3,740文字
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