大阪府・吉村知事が定例会見3月25日(全文3)小康状態なら来週今ごろに判断も
判断できるのは政治家しかいない
経済活動を戻していくっていうのは僕は基本的な頭にある考え方なので、そう考えてもやっぱり万が一のときに医療体制っていうのはちゃんと確保しておこうよと。それは裏にあるのは重症者の命を守るための医療体制であるとともに、社会経済活動を徐々に戻していかなければいけないと。その判断は感染症の専門家はできませんから、できるのは政治家しかいないので、これは僕としてはそれを判断していく必要があると思っています。 その1つの指標として、今回、具体的に国からこういう数字が示されましたので、これに近しいような傾向が見られたら、それはやっぱり注意しなきゃいけないし、そうじゃないというような状況になれば、なんでそうじゃないことになっているかの分析っちゅうのは難しいかもしれませんが、徐々にやっぱり戻していくっていうのをやらなきゃいけない。そのかじ取りが政治家の仕事じゃないかなと思っております。 併せて、やっぱり命を守るための医療体制の確保は今のうちに、爆発的な感染が起きる前にできるだけ確保していくというのを今進めているという、そういう考え方です。
1000床確保はいつごろまでに?
産経新聞:すいません、あと2つだけ。医療体制の確保についてなんですけれども、病床を確保されるということなんですけれども、コロナウイルス対策の病床の現状は何床ぐらい確保できているのかということと、あと600床、1000床確保の目標を掲げておられるのは、だいたいいつごろぐらいまでをめどに【******00:47:57】。 吉村:まず600床の確保については4月からこれを確保していくと。ちょっと資料が。まず現状ですけども、約規模300、200から300の病床は確保をしています。これは感染症も含めて現状ということでいいかな、現時点。 産経新聞:はい。 吉村:今の時点で確保しているというのは3月22日で213床。これはあるから大丈夫。ただ、これは実際問題いろいろ頼み、今、拡大していますので、例えば今日、感染者が10、20増えたら、その頼み方も増えてくるので、ちょっとそれ以上ないのかといったら誤解を招く数字かもしれないから、どういうふうに表現したらいいのか分からないんだけど、今、増えている数字のペースで確保できる分については確保していっているという状況です。200から300は確保しているという状況です。今、退院者も増えてきていますから。そういった意味で確保はできている。 その確保の仕方として、休床病床ではなくて一般の医療機関の病床。これは公的病院とか、そういうところに確保のお願いをして増やしていっている。それがだいたい200~300ぐらいあるという状況です。 あとはこれは確保というのをどう考えるかなんですけど、要は休床、動いている病院でも、これは入れないで確保してくださいという意味での確保を今お願いしております。だから予算が必要になってくるんですよね。お金が掛かるから、病院にとって。それがだいたい200から300ぐらいの確保はしています。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見3月25日 全文4に続く