大阪府・吉村知事が定例会見3月25日(全文3)小康状態なら来週今ごろに判断も
日本だけ収まればいいという問題じゃない
今、日本がなぜこれだけ爆発的感染拡大があるとはいわれながらもなってないのかというのは、いろんな専門家の意見も分かれてるところなんですけど、仮に日本がこういう、なかなか日本では広がってこないねってなったとしても、世界ではああやって、イタリア、スペインであんなふうになっているわけですから、それがいろんなところで起きてるようじゃあ世界的なイベントというのは難しいと思うので、やっぱりオリンピックやワールドマスターズを目指すという立場からすると、世界でのコロナの戦い、医療が整ってない国、地域も含めて、戦えるようなものをやるというのが、やっぱり治療薬とかワクチンというのをしっかり、世界の英知を結集させて開発しないと駄目なんじゃないかなと思います。それか自然に消えてくるのを待つか。これはちょっと分からないので、消えるかどうかは。 専門家に聞けば、これはちょっと長い戦いになりそうだというのも聞いていますので、非常に難しいところですけど、持たなきゃいけない視点としては日本だけ収まればいいという問題じゃないというのが、たぶんワールドマスターズであり、オリンピックだろうというふうに思っています。だから特にオリンピックっていうのは本当に非常に重要な世界的事業ですから、それを1年後にやるというのも総理も東京都もおっしゃっているので、やっぱり日本が率先してそういったコロナに打ち勝つ、世界が打ち勝つためのトップリーダーの役割をやっぱり果たしていかなければいけないんじゃないかと僕は思っています。非常に医学も今は進歩していますから。
大阪府内で予想される感染者数は精査するのか
産経新聞:産経新聞の【サトウ 00:42:43】です。先ほどの国が示した試算についてなんですけれども、4月3日までに3300人超という数字が大阪、兵庫という両県で出ている中で、大阪府内で予想される数字として、その3300人超という中から絞り込んで精査されたりだとか、もしくはそれをするご予定っていうのはありますでしょうか。 吉村:特にないですね。これは大阪、兵庫合わせて3300人とされています。たぶんこれはやっぱり大阪、阪神間、特に阪神間は経済圏域、ほぼ一体なので、行き来往来が非常にあります。なのでウイルスからすると僕らは大阪府、兵庫県なんか勝手に線を引いているだけで、ウイルスからしたら、そんなの都道府県の線、関係ありませんから。人の動く動態を見れば阪神間は1つのエリアなので、そういったウイルス目線で見るとやっぱり阪神間というのは1つのエリアなんだろうと、非常に往来の多いエリアなんだろうということで、この専門家も1つのまとまりとして評価されているんだと思いますから。 そういった意味では大阪も兵庫もこういった爆発的な感染拡大が起きないようにそれぞれが努力をしていくということに尽きるんじゃないかなと思います。大阪がこれだけだからオッケーとかいう、そういうのだけじゃなくて、これは経済圏域が一緒ですから。すぐ広がってくると思うので、爆発的な拡大になれば。あまりそこを分ける意味っていうのはないんじゃないのかなと思います。