34歳目前の元DeNAバウアー MLB側の拒絶反応変わらず「不愉快」「議論の余地はない」
2020年にサイ・ヤング賞を獲得したトレバー・バウアー投手(33)が熱望するMLB復帰は、年が明けても進展は見られない。 新型コロナ禍による短縮シーズンながら、レッズ時代に投手として最高の栄誉を手にした右腕。23年にはDeNAでプレーして10勝4敗、防御率2・76の成績を収め、昨年はメキシカンリーグのメキシコシティで10勝0敗、同2・48と活躍した。 メジャーに復帰するため国やリーグを変えながらオファーを待ち、自身のSNSでも再三アピールしてきたが、いまだに実現には至っていない。最大の障害となっているのは、ドジャース時代の21年に判明した女性への性的暴行疑惑。後に不起訴となったが、出場停止処分を科せられ、ドジャースからも籍を追われた。 DeNA時代の同僚である今永昇太投手(31)が在籍するカブスはさらなる先発補強が伝えられるが、地元シカゴのスポーツメディア「ChiCity Sports」は4日(日本時間5日)、先手を打つように「シカゴ・カブスは物議を醸したこの投手と契約するべきではない」と拒絶。 近年の活躍ぶりや「彼にもう一度チャンスを与える考えを支持する声は実際にある」と認めつつも「繰り返しになるが、これはすべて不愉快なこと」と斬り捨て「バウアーの問題についてはどちらにも言い分があるが、カブスに関しては議論の余地はない。チームはこのオフにもう1人先発投手を加えるかもしれないが、それはバウアーではない」と突っぱねた。 〝流浪の右腕〟が再び最高峰のマウンドに立つ日はやってくるのか。
東スポWEB