「ekクロスEV」「アウトランダーPHEV」のデータ取得…三菱自動車がEV走行傾向を可視化、リポート提供
三菱自動車はゼンリンなどと組み、電動車の走行傾向を可視化する「EV行動分析レポート」の提供を始めた。自治体やインフラ事業者などを顧客として想定。将来の電力需要やインフラコストの試算、充電器設置場所の検討などを進める際に同リポートを活用できると見込む。電気自動車(EV)の行動分析リポートサービスは国内初という。価格は分析対象やエリアの広さなどで変わるが、1リポート数百万円程度。販売目標は非公表。 【写真】データ取得の対象となるPHV「アウトランダーPHEV」 三菱自、ゼンリン、ゼンリンデータコム(東京都港区)が連携する。三菱自の電動車から取得した1日の走行距離、走行エリア、充電場所、充電スポットにおける電池残量の状態といった履歴を匿名化。これらをビッグデータ(大量データ)として、ゼンリンが保有する地図情報やゼンリンデータコムの位置情報解析プラットフォームと掛け合わせることで、国内の電動車の利用傾向を可視化する。 データ取得の対象は三菱自のコネクテッドサービスに加入する軽EV「eKクロスEV」と、スポーツ多目的車(SUV)「アウトランダー」のプラグインハイブリッド車(PHV)モデルの2車種。