「イヤイヤ期が終わったと思ったら…」子どもの“中間反抗期”に疲弊…そんなときに親が試したい、意外なイライラ対処法とは
タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ&ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 【マンガで読む】些細なことからエスカレート…母との大ゲンカ勃発! 祖父母と過ごして悟った「反抗期の正体」 今回は、つるのさんに、with class mama第4期メンバーのささきゆかさんが、自身の子育ての中で現在悩んでいることと、彼女のSNSに寄せられたフォロワーの方たちの相談へのアドバイスをしてもらいました。
Q.子どもが中間反抗期で、つい親がイライラしてしまう
ささきゆか:大学を卒業後、宮城県の会社に就職。その後、結婚を機に地元岩手に戻り就職。長女誕生を機に「育児絵日記」を描き始めて、Instagramへの投稿をスタートしました。現在は、フリーランスで子育てエッセイを寄稿したり、イラストのお仕事をしたりしています。6歳の女の子と3歳の男の子を絶賛子育て中でもあるのですが、私のSNSには、同年齢の子どもを持つママたちから、子育ての悩みが多く寄せられてきます。今回は、そんなフォロワーさんのお悩みと、私自身の悩みを、ぜひ“子育て大先輩パパ”のつるのさんに聞いてもらいたいです!
次々やってくる反抗期は「成長の証」
つるの:5歳の女の子と3歳の男の子ですか。子育て大変な時期ですよね~。子どもの成長が著しい時期だからこその悩みや問題、困ったことが次々と沸き起こってくる感じ? でも、ささきさんみたいに、SNSなどアウトプットする場所を持っていると、内に籠って一人でモヤモヤを抱えがちになるのを解消できるというか、発散することができていいですよね。 ささきゆか:そうなんです。私の絵日記やエッセイを見て「うちと同じ~」「参考になる!」って共感してもらえたり、アドバイスをもらえたりすると「こんな風に悩んで、鬱々としているのは私だけじゃない」って、気持ちが落ちつくんですよね。読んでくださる方たちも「みんな同じことを悩んでいるんだな」とか「うちの子だけじゃないのね」と、安心するみたいです。 そんなお悩みの中でも、イヤイヤ期の嵐が過ぎて、ホッとしていた頃にやってくる「中間反抗期」の子どもに対する、親のイライラの対処の仕方についての相談が多いです。 つるの:幼稚園年長さんから小学校中学年くらいまでの子どもの反抗期ですね。この嵐が過ぎると、今度は思春期と共に「第二次反抗期」がドカンとやってくるので、親はどれだけ大変かよ!って感じだと思います。 でも、どの反抗期も子どもが健やかに育っている「成長の証」。だから本当は「反抗期、おめでとう!」と、喜ぶべきところなんだと思います。とはいえ、うちも大変だったのでわかります。特に中間反抗期は、イヤイヤ期とは違って「言葉で反抗する力」が備わっているので、何に対しても口答えをしたり、思い通りにいかない苛立ちから、弟や妹に対して手を出してしまったりと、パワフル。 その反抗期年齢スポットの中に、きょうだいが重なっていたりすると、事あるごとにぶつかり合ってしまうので、毎日がカオス状態でしょうね。子どもは成長を続けて日々パワーアップしているのに、親の方は着実に歳をとっていくので、体力的にも本当に大変だと思います。