「イヤイヤ期が終わったと思ったら…」子どもの“中間反抗期”に疲弊…そんなときに親が試したい、意外なイライラ対処法とは
親自身の怒りやイライラの感情をクールダウンさせることを最優先に!
ささきゆか:食事の支度など、忙しく手が離せないときに限ってけんかが勃発。ギャンギャン泣き叫ぶ声と、バタバタ暴れる音がおさまることなく、収拾がつかない……なんて毎日で、疲弊しきっているママたちも多いと思います。 つるの:幼稚園でもそうですが、けんかが激しくなってきた時には、大人が仲裁に入り、まずは二人の距離をとります。そして、それぞれの「言い分」を、子どもの目線に合わせてきちんと聞いてあげるようにすることが解決の道。でも家の中、しかも夕方の忙しい時間だったりしたら「そんなに悠長なことはやってられないの」というところでしょう。 そんな時には、とりあえず子どもの“熱”を下げ、場の空気を変え、ママ自身の怒りやイライラした感情をクールダウンすることを最優先に動くといいと思います。
大変な今も、必ず終わりが来る
つるの:たとえば、子どもたちに冷たい飲み物を与えたり、好きなDVDをサッとつけたりして気をそらせたら、ママ自身はトイレや隣の部屋に籠ったり、ベランダに出て深呼吸。とにかくバリアを張って子どもとの距離をとる。そして、スマホなどに入れておいた、子どもの“ねんね期”の天使のような写真や、抱っこされて笑っている写真を眺めるんです。すると、もうそれだけで冷静になれるはず。 イライラや、怒りの感情そのままに子どもと対峙してしまうと、語気も言葉もきつくなるだけで子どもには響かず、お互いがヒートアップするだけになってしまいがちですからね。 ささきゆか:赤ちゃんの頃の写真は効果ありそう! なんだか涙まで出てきそうですが(笑)。 つるの:赤ちゃんの頃だって、ものすごく大変だったと思うんです。2~3時間おきの授乳やおむつ替え、何をやっても泣き止んでくれないし、寝てくれない……。「おかしくなりそう」と、鬱々としていたことがあったのでは? でも、今となっては「そんな時期があったわね」と、遠い目になるくらいの感じではありませんか? そうです。当時は、そんな大変な時期が永遠に続く気がしていたのに、振り返ると「過去」になっている。気がついたときには嵐が通り過ぎているんです。だから、こんなに大変な“今”も、何度か深呼吸をしているうちに必ず終わります。長い人生からしてみたら、瞬きレベルですよ。 ささきゆか:そんな風に考えるようにすれば、不安や怒り、イライラの“沼”にはまることなく、その都度気持ちがリセットできる気がします!