デシャンボーはサービス精神の塊 ラウンド中にサイン対応、ファンにトロフィを触らせる
海外男子メジャー、第124回全米オープン(ノースカロライナ州/パインハースト・リゾート&CC No.2)は、ブライソン・デシャンボー(米)の2度目の優勝で幕を閉じた。 【動画】ラウンド中にサイン対応、ギャラリーとハイタッチをするデシャンボー デシャンボーが最初に注目を浴びたのは2015年の全米アマで優勝した時。プロ転向後はワンレングスアイアン(シャフトの長さを37.5インチに統一)、極太グリップ、アームロック式パッティング、ハンチング帽姿、スロープレー、コンパスを使用してピンポジ計算、肉体改造、世界ドラコン選手権に出場、LIVゴルフに移籍になど話題が尽きない選手であり、人気もあった。 2021年のアーノルド・パーマー招待では6番パー5で湖を越える370ヤードドライブを披露して盛り上げ、ライダーカップなどの対抗戦では感情むき出しでギャラリーを沸かせるなど根っからのエンターテイナーで、サービス精神がある。 全米オープン最終日も優勝争いをしているにも関わらず、途中で車椅子に乗った男性ファンのキャップにサインをしたり(試合の前後に行うことが一般的)、ホール間にいたギャラリーとハイタッチ、最後には優勝トロフィをギャラリーに触らせていた。こういうユニークな選手をPGAツアーで見られないのは寂しいが、全英オープンでのデシャンボーに注目だ。