エアポート増発効果も JR北海道の半期収支は札幌圏が好調
JR北海道は、ことし4月から9月期の線区別収支を発表しました。札幌圏が快速エアポートの日中の運行を増やした効果もあって好調です。 国内や国外からの観光客が増え、新千歳空港と札幌・小樽を結ぶ快速エアポートの利用が伸びたことで、札幌圏4区間の営業利益は前の年の同じ時期の3.8倍となる12億2600万円でした。札幌圏は2期続けての黒字で、半期の黒字額としては、線区別収支の公表開始した2018年度以降、最も多くなりました。 北海道新幹線は、函館を舞台にした映画「名探偵コナン」で注目された効果もあり、営業損失は7億1000万円減り、34億5000万円でした。 一方、修繕費がかさんで赤字幅が膨らんだ地方路線もあり、全体の営業損益は224億2000万円の赤字で、改善幅は5億3300万円にとどまりました。