中国サッカー界に激震! 元中国代表3選手、韓国代表1選手を含む計43人が賭博と八百長容疑で永久追放処分
2026年ワールドカップ予選で日本に0ー7と大敗を喫したばかりの中国サッカー界に激震が走った。中国サッカー連盟は9月10日、元中国代表3選手と韓国代表1選手を含む計43人を、賭博と八百長の疑いで永久追放すると発表した。仏通信社『AFP』が報じた。 【画像】女性ファン必見!世界で躍動する“イケメン&マッチョ”アスリートたちを完全網羅! 「近年、中国政府はスポーツ、とくにサッカーにおける汚職の取り締まりを強化しており、数人の高官を投獄している。中国の通信社『新華社通信』によると、この43人は中国サッカー界の違法賭博と八百長に関する2年間の捜査に関与した計128人の中に含まれる」 中国サッカー協会は、中国リーグの山東泰山でプレーしていた韓国代表MFソン・ジュンホを、賄賂を受け取って八百長に加担したとして告発。ソン・ジュンホは23年5月から中国で拘束され、24年3月に韓国に帰国していた。中国当局は当時、ソン・ジュンホが「国家公務員以外から賄賂を受け取った疑いで逮捕した」と発表したが、詳細は明らかにしなかった。 元中国代表MFで、山東泰山などでプレーした金敬道(ジン・ジンダオ)も永久追放リストに含まれている。中国サッカーの統括団体自体が厳しい監視の対象となっており、すでに十数人の協会幹部が解任されている。 中国政府は3月、とくに多額の賄賂を受け取ったとして元会長の陳雪源に終身刑を言い渡し、さらに元中国代表選手・監督でイングランド・プレミアリーグのエバートンでもプレーした李鉄(リー・ティエ)が、970万ユーロ(約15億円)以上の賄賂で八百長に協力したとして有罪を認めていた。 5月には国営放送『CCTV』が、政府機関の中国体育総局で局長を務めた苟仲文が汚職容疑で捜査を受けていると報じたほか、8月に中国の裁判所が同じく賄賂受領の罪で中国サッカー協会副会長の李玉儀に懲役11年の判決を下していた。 構成●THE DIGEST編集部