【飯塚事件】第2次再審請求の行方②最大の争点 最後の目撃者が証言を覆す「警察に押し切られた」 元刑事「聞いていないことを書くはずがない」検察「信用できない」 福岡
「三差路の疑問」が解消
また弁護団はこの女性の証言で、ある疑問が解消したと話します。 ■德田弁護士 「もうひとつ我々が信用したのが、彼女だけが三差路で女の子たちを見ているのですが、彼女以外、誰一人、女の子を見ていないわけですよね。こんなことが起こりうるかと、ずっと裁判の中で争点になっていたので、ああ、この話を聞いて疑問が解決する。」
今回、女性の供述調書をまとめた福岡県警の元刑事の男性に話を聞くことができました。男性は「聞き込みの段階で女の子を見たという話があったから聞いた。聞いていないことを書くはずがない。調書を脚色したことはない」と、女性の証言を強く否定しました。 弁護団によりますと、福岡地検は第2次再審請求での女性への証人尋問の際、「女性は自らの証言が影響して久間氏が死刑になったと思い込み、当時の証言を否定せざるを得ない心境になったもので信用できない」などと反論したということです。 女性の証言の信用性、そしてこの証言が確定判決に及ぼす影響を、裁判所がどのように判断するのか。再審可否の判断は6月5日に示されます。 次回、シリーズ「飯塚事件」の3回目は「DNA型鑑定」についてお伝えします。 ※FBS福岡放送めんたいワイド2024年5月31日放送
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