パッキャオが大差判定で初防衛成功「メイウェザーがやる気なら戦う用意はある」と明言
メイウェザーは返答を無視
気になるのは、次戦の対戦相手だ。 噂のメイウェザーはリングサイドに座っていた。 アナウンサーは、ズバリ、メイウェザーとの対戦はありそうですか?と斬り込んだ。 「またリングに戻ります。(次も)試合をします。メイウェザー?彼がやる気で、(リングに)戻ってくるのなら、やる用意はできています」 ハッキリと明言した。4年前の“世紀の一戦”では判定負けを喫している。パッキャオにとっては、悲願の再戦になるが、メイウェザーは、体重差のある天心を残酷にTKOしたエキシビションマッチ後も「私は引退している。復帰はない」と明らかにしている。 アナウンサーは、リングサイドのメイウェザーに対して「テレビカメラに向かってなんらかのリアクションをしてもらえませんか?」と、リクエストしたが、メイウェザーはテレビカメラを無視したままだった。 ウェルター級戦線は、復帰戦の決まったWBAスーパー王者のキース・サーマン(アメリカ)、IBF同級王者のエロール・スペンス(アメリカ)、WBO同級王者のテレンス・クロフォード(アメリカ)とビッグネームが揃っており、スペンスは元4階級王者のマイキー・ガルシア(アメリカ)、クロフォードは、アミール・カーン(イギリス)とのビッグファイトが決まっている。パッキャオの対戦候補は豊富にいるが、ファンが求めるのは、メイウェザーとの再戦でビジネス的にも最もビッグマネーが計算できる。それだけに年内実現の可能性は捨てきれないのだ。 またパッキャオは、もうひとつ“噂”されるフィリピン大統領選への出馬についても聞かれて「それは考えていない。出馬はしない」と完全否定していた。 ちなみに、試合後、敗れたブローナーは「言いたいことは山ほどある。勝ったのは俺だ。見てればわかっただろう?完全に俺が勝った」と主張したが、場内のファンからは、もう相手にされていなかった。