アフマダリエフ、井上尚弥を再び挑発 「あなたは2度も避けた。侍として振る舞うのであれば、もう切腹しかない」
プロボクシングのWBA世界スーパーバンタム級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタン=が日本時間16日、自身のX(旧ツイッター)で統一戦を熱望し、4団体世界同統一王者の井上尚弥(31)=大橋=を再び挑発した。 井上が15日に投稿した「なんでタパレスに負けたやつから逃げなきゃいけないんだ 必要性がゼロだろ、、、戦いたいなら勝ちを『価値』キープして待っとけ!! 今はグッドマン戦に全力集中」というコメントに対して、「押忍、チャンプ! 私はフェアな闘いで誰にも負けたことがない。あなたも、あなたのチームもそれを知っている。あなたは2度、私と闘うよう公式に命じられた。私は挑戦する権利がある。あなたは2度もそれを避けた。武士道を重んじ、侍として振る舞うのであれば、もう切腹しかないだろう」と返信した。 アフマダリエフは14日(日本時間15日)にモナコ・モンテカルロのサル・デ・ゼトワールで行われたWBA世界同級暫定王座決定戦で、同級8位のリカルド・エスピノサ(27)=メキシコ=に3回TKO勝ち。世界王座に返り咲き、井上に「もし彼が私と闘いたくないのなら、説明する必要がある。ベストはベストと闘うべきだ。私は指名挑戦者で、暫定王者。彼は自分の階級でベストであることを証明するべきだ。彼はレジェンドなんだから、それを証明するべきだ」などと統一戦を呼びかけた。井上のポストはそれを受けたものだった。 WBA、IBF統一王者だったアフマダリエフは昨年4月に米テキサス州サンアントニオで、マーロン・タパレス(フィリピン)の挑戦を受け、1―2の12回判定負け。王座から陥落した。井上は昨年12月に東京・有明アリーナで、WBA、IBF統一王者だったタパレスに10回KO勝ちし、4団体統一王者となった。 井上は24日に有明アリーナで4団体王座防衛戦を闘う予定だったが、挑戦者でIBF、WBO1位のサム・グッドマン(26)=オーストラリア=が、14日にオーストラリアで行った最終スパーリングで左目上をカットしたため来年1月24日、同会場での開催に延期となった。 プロ戦績はアフマダリエフが14戦13勝(10KO)1敗、井上が28戦28勝(25KO)、エスピノサが36戦30勝(25KO)5敗1無効試合、タパレスが43戦39勝(20KO)4敗、グッドマンが19戦19勝(8KO)。