【日本代表】2026年北中米W杯へ…捨てきれぬ〝レジェンド〟電撃復帰の可能性
【森保ジャパン新戦力(3)ベテラン編】2026年北中米W杯で優勝を目標に掲げる森保ジャパンは欧州組を中心に戦力が充実している。一方で、大舞台になればなるほど、チームに落ち着きをもたらす大ベテランの存在も不可欠だ。 【写真】日本代表の精神的支柱となっている長友佑都 北中米W杯アジア最終予選で、その役割を担っているのがDF長友佑都(38=FC東京)だ。ベンチ外が続き出場機会こそないが、円滑なチーム運営の担い手として森保一監督は重視しており、招集され続けている。 以前から森保監督はベテラン陣について「競争の選択肢としては最終的に考えていく」とW杯に向けて必要なピースと考えており、本番へ向けて大物の復帰も十分にありえる。 この〝レジェンド枠〟に、まず食い込みそうなのがDF吉田麻也(36=ロサンゼルス・ギャラクシー)だ。渡米2年目の今季はレギュラーシーズンの全34試合、プレーオフも全5試合でフル出場。名門の主将として持ち前のリーダーシップも発揮し、全米の頂点を決めるMLSカップで10年ぶりとなる優勝に大きく貢献した。22年カタールW杯までは主将として第1次森保政権を支えただけに、今後は台所事情が不安なセンターバック陣で待望論が沸き起こりそうだ。 かつて10番を背負ったMF香川真司(35=C大阪)も、まだまだ老け込む年齢ではない。今季は8月の横浜M戦で左肘を脱臼して救急搬送されるなど負傷に悩まされ、リーグ戦は10試合の出場にとどまった。ただ、日本に復帰した昨季は守備的MF(ボランチ)に本格転向して活躍。森保監督は昨年8月に視察した際に「ボランチでボールを握るというのは良さが出る」と高く評価しており、来季復活すれば楽しみだ。 現役を続ける〝カリスマ〟MF本田圭佑(38)も忘れてはならない。15日に行われた元日本代表MF松井大輔氏(43)の引退試合(三ツ沢)では元気な姿を見せ「日本のレベルが上がり続けているので、さらにそのスピードを上げるようにしないと。サッカー界に関わるすべての人がそれを意識することが大事」などと提言。その影響力はいまだ健在だけに、現在の長友のような役割で電撃復帰もアリだ。
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