“ほめる達人”の松本秀男氏が講演 「組織や家庭、悩みも解決!」 沼津でサンフロント21懇話会
静岡県東部の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」(代表幹事・清野真司静岡中央銀行会長)の第30回全体会が18日、沼津市の沼津リバーサイドホテルで開かれた。「ほめる達人(ほめ達!)」として、各地で講演活動を展開する一般社団法人「日本ほめる達人協会」の松本秀男顧問が講演。褒める上では、価値を発見して相手に伝えることが必要と強調した。 テーマは「組織も家庭も、悩みごとまで、ほめて解決! ほめる達人セミナー」。松本氏は歌手さだまさしさんのプロダクションで制作担当マネジャーの経験を持つ。家業(ガソリンスタンド)を経てその後外資損保会社に勤務し、仕事の価値の再認識を呼びかけるなどして人と組織を動かし業績を上げた。 「さださんは褒める達人」「ガソリンスタンドのアルバイトとの関係は、褒めることで良くなった。大事と分かった」「相手と垣根を作らず素直な気持ちを伝えること」などと多彩な経歴から学んだことを披露。世界で戦争や紛争が絶えない状況にも触れ、「誰もが尊敬し合える世界にすることが欠かせない」と訴えた。「ほめ達検定」といった達人協会の活動も紹介した。 全体会ではこのほか、サンフロント21懇話会30周年記念事業(来年6月12日の式典、講演、提言発表など)や、本年度の活動と来年度の方針案の報告があった。
静岡新聞社