1月の大相撲初場所後に大関になった琴桜（26）の昇進披露宴が29日、東京都内のホテルで開かれ「ここで終わりじゃない。自分らしく闘って結果につなげられたらいい」と最高位への意欲を見せた。横綱照ノ富士、秋場所後に新大関に昇進した大の里ら約1100人が出席した。 【写真】祖父で先代の佐渡ケ嶽親方が使用していた明け荷と優勝額の間に座り笑顔の琴桜 琴桜は父で師匠の佐渡ケ嶽親方（元関脇琴ノ若）が現役時代に名乗っていたしこ名を継ぎ、「琴ノ若」として大関に昇進。1場所だけ名乗り、5月の夏場所から祖父の元横綱のしこ名を襲名した。日本相撲協会の八角理事長（元横綱北勝海）はスピーチで「2代目琴桜は大関に甘んじることなく、素質を生かし一生懸命稽古をして、何も寄せつけない相撲を取れば横綱への道は開ける」と一層の精進を求めた。 大の里の昇進で大関は豊昇龍を含めて3人に。琴桜は「相手は誰でも一緒。今まで以上に気を引き締めてやっていきたい」と前を向いた。（奥村展也）
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