【独自解説】「あなたたちは“ピュアウオーター”」韓鶴子総裁が呼びかける“統一教会”、いま「聖地」に異変!?触れ合い動物園や“冬ソナ聖地”を訪れるクルーズ船など“テーマパーク化”「教団本部は資金面で厳しい状況にある」
(読売テレビ・高岡達之特別解説委員) 「観光事業が一番地域との摩擦も起こしませんし、やりやすいだろうと思います。誤解を与えないように慎重に言いますが、日本でもいわゆる『拝観料』という形で施設の中を公開しているところもあるわけですが、行く側としては、行った結果、『信じなさい』とか、『入りなさい』『何か買いなさい』とか言われなければ抵抗感はありません」 Q.今は苛烈な献金は止まっているのでしょうか? (鈴木氏) 「表向きに『こういうノルマが出ている』という情報は入ってきてはいないのですが、日本からの献金がないと成り立たない組織構造になっているので、そこが苛烈化する恐れはあります」
韓鶴子総裁は、「(こどもたちに対して)皆さんは“ピュアウオーター”です」「真の母子思想は真の家庭運動であり“ピュアウオーター”です。汚れた水を浄化してくれる“ピュアウオーター”」などと“ピュアウオーター”という言葉を連発しています。鈴木氏によると、この“ピュアウォーター”とは、「合同結婚式で祝福を受けた2人から生まれた『祝福2世』を“ピュアウオーター”と呼んでいる。『祝福2世』に対して、教団への忠誠や使命感を持たせる狙いか」と話しています。 Q. 「祝福2世」に対して「あなたたちは特別ですよ」と言っているのでしょうか? (鈴木氏) 「水の性質である、どんな形にも変えられるであるとか、どこまでも突き進んで浸透していくであるとか、激流になって進めていくであるとか、『祝福2世』を鼓舞する形で布教などを含めた“統一運動”を率先して進んでいくように使命を与えられている、という感じはあります」
解散命令請求から7か月…教団の今後は?「関係のあった“政治家とのつながり”は命綱になる」
2023年10月、政府は解散命令を請求し、東京地裁はこれを受理、審議が進められることとなりました。2024年2月、初めて教団と政府の意見を聞く「審問」が非公開で行われました。3月上旬、政府は教団を「指定宗教法人」に指定、これにより、教団は「不動産の売却を国に通知」「財産目録の3か月ごとの提出」などを義務付けられました。3月下旬には政府の質問権行使に対し教団側が100項目以上で回答を拒否したため、東京地裁は教団に過料10万円を命じました。教団側は即時抗告しています。
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