世代別代表では圧巻も…。A代表で輝けなかった日本人(8)マズイ? 28歳で欧州2部。衝撃デビューのFW
東京五輪での久保建英や三笘薫のように、世代別のサッカー日本代表で活躍したのち、A代表でも中心選手に成長する選手は多くいる。一方で、世代別代表で存在感を放ちながらも、A代表にうまく定着できなかった選手も枚挙に暇がない。今回は、年代別の代表で期待を集めながらも、その後は苦しんでいる選手をピックアップして紹介する。※データは『transfermarkt』を参照、4/13時点。
FW:オナイウ阿道 生年月日:1995年11月8日(28歳) 所属クラブ:オセール(フランス) 2023/24リーグ戦成績:27試合9得点0アシスト オナイウ阿道は、埼玉県の正智深谷高校で全国高校サッカー選手権に出場して注目を集め、2014年にジェフユナイテッド千葉に加入してプロ入りした。同年、U-19日本代表に選出されている。 その後は、2016年に開催されるリオデジャネイロ五輪のメンバーに入るための競争が始まった。プロ2年目から千葉で出場機会が増えて代表入りをアピールすると、2016年1月に開催されたAFC U-23選手権に参加。中島翔哉、浅野拓磨、鈴木武蔵、久保裕也といった選手たちとチームの攻撃をけん引して大会優勝に貢献し、五輪への切符も手にした。 しかし、本大会のメンバーには残れず、バックアップメンバーという形で登録されたのみで、リオ五輪の舞台には立てなかった。 その後、Jリーグで実績を積んだオナイウ阿道は、2021年にA代表デビューを飾り、6月15日に行われたワールドカップ予選のキルギス戦ではハットトリックの大活躍だったが、チームに定着することはできなかった。 同年夏にフランスへ移籍したオナイウ阿道は、今季からフランス2部のオセールでプレーしており、今季リーグ戦で9得点を挙げている。抜け出す動き出しも混戦で競り合う強さも魅力で、様々な得点パターンを持っているだけに、これからA代表で輝く機会が与えられても不思議ではない状況だ。
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