【作り手がニットを愛する理由】5人のクリエイターに聞く、編み物への愛や奥深さ|bis
それぞれが何かのきっかけで出合った編み物。その奥深さに触れ、仕事にしていたり、趣味として楽しんでいる5人の女性に取材。私生活の一部となっている編み物への愛を語る。
東峰 愛(以下・愛)「幼いころから手芸や編み物が好きだった私達姉妹。妹の真由が作っているものが可愛くて、pinkkipinkkiを立ち上げることにしました」 東峰真由(以下・真由)「祖母がお裁縫や編み物が得意だったので、子どものころから編み物は本当に身近な存在でした。私は幼い息子がいるので編み物に充てられる時間は限られているけれど、編み物をしている時間はすごくリフレッシュになります」 愛「私は合間にやるというよりも一日集中してやるタイプ。それぞれ主婦、美容師として生活する中に編み物があるので、ブランドのために編むというよりは自分達が楽しんで編み物をして、ときめくような可愛いものを作るということをモットーに活動しています」 真由「毛糸はかぎ編みや棒編みなど、編み方の違いで作り上がったものの表情や質感が全く違って、そのバリエーションも豊富だから楽しい」
愛「ハンドニットは既製品とは違う魅力があると思います。ほどよいゆるさにあたたかみを感じますし、想いを込めて編まれたものだということを想像するだけで愛着が湧きます」
編み物は手紙を書く感覚に近く自分の思いをすべて込められるもの
■hiruneknit ニットクリエイター:ひるね 「写真家を目指していた大学4年生のときに休学をしてデンマークに留学をしました。地域のセカンドハンドのお店に並んでいた現地の方が編んで着なくなった手編みのアイテムを自分にお土産として購入。そのころからきっと私は編み物に魅了されていたんだと思います。コロナで留学を中断することになり、帰国してから写真を撮ることもできず、人と会えない状況の中で人肌が恋しいと思っていたときにデンマークで出合った手編みのニットがすごくあたたかかったな、と思い出しました。