広島・床田寛樹、5000万円増の年俸1億5000万円「最初はもうちょっと戦ってやろうと…」
広島・床田寛樹投手(29)が16日、広島市の球団事務所で大トリの契約交渉に臨み、5000万円増の年俸1億5000万円でサインした。11月27日に更改した栗林良吏(4500万円増の年俸1億6000万円)を上回り、チームトップの昇給額となった(金額は推定)。 「いい評価をしてもらえたと思います。最初はもうちょっと戦ってやろうと思っていた。最後は4連敗したので何も言えないなとなった」 8年目の今季は初登板から18試合連続でクオリティー・スタート(6回以上かつ自責3以内)を達成し、2年連続で2桁勝利と規定投球回(143回)に到達した。26試合でチーム最多投球回165を投げ、チームトップタイの11勝9敗、防御率2・48。勝負の9月に4連敗を喫したが、8月までは安定感が光った。 「(今季)大瀬良さんから『完封した?』みたいな。(自身は2年ぶりに完封や完投がなく)『やっぱりバレてたんや』って。先発ピッチャーとしてマウンドに上がったときは最後まで投げたい」 オフは体重94キロを維持しつつ、ウエートトレに励み、平均球速を140キロ台前半から140キロ台中盤に上げることを目標に定める。年末年始は母校・中部学院大などで単独トレを予定。今季限りで現役引退した野村祐輔の背番号「19」を継承した〝左のエース〟は開幕投手の座をつかみ、30歳シーズンで自己最高の成績を目指す。