2023年の上昇率トップはSOL、AVAX、HNT──2024年はどうなる?
アバランチ(AVAX)
アバランチでは、トークンの上昇を後押しする多くの企業との提携があった。AVAXは年初来で300%上昇。 アバランチは1月にアマゾン・ウェブ・サービス(Amazon Web Services)との提携を発表し、11月にはJ.P.モルガン(J.P. Morgan)とアポロ・グローバル(Apollo Global)のブロックチェーンプラットフォーム「Onyx」の概念実証プロジェクトに参加した。 元デリバティブトレーダーで、DeFiコンサルティング会社Infiniti Labsの創業者クリス・ニューハウス(Chris Newhouse)氏は、今年に入ってからのアバランチの上昇は、ほとんどがニュースを受けた取引によるものだと述べた。 「ただし今回は、人々が複数のレイヤー1やアルトコインをローテーションで取引していただけの最後のサイクルにおけるストーリーがすべてではないと思う」 「アバランチは企業との提携で大きく前進し、アポロやJPモルガンと提携したほか、年初にはAWSとも提携。機関投資家によるアクティビティにとって、最良のチェーンのひとつになりつつある」 ビットコインもまた、値動きの面では好調な1年だったが、これは主にビットコインETFの可能性をめぐる期待によるものだ。 ビットコインは年初来で164%上昇。ルディック氏は、ETFをめぐる盛り上がりが主な要因だったが、マクロ経済環境も後押ししたと述べた。
スタックス(STX)
スタックス・ネットワーク(Stacks Network)のネイティブ暗号資産スタックス(STX)は、1年間で623%上昇した。このトークンは、ビットコインブロックチェーンにデータを記録する方法であるOrdinalsの盛り上がりと、ビットコインプロトコル上のTVL(預かり資産)が増加するなか、3月に急騰した。 スタックスは、2019年にSECの適格トークン・オファリングを通じて配布された最初のトークンとして知られている。 スタックスはスマートコントラクト用のビットコインレイヤー2プロトコルであり、ビットコインの機能を代替決済システムとしての広く知られた役割から、より多用途でプログラム可能なプラットフォームへと変革・拡張しようとしている。 DeFiLlamaのデータによると、スタックス・ネットワークのTVLも1年間で急増し、1月の600万ドルから5000万ドルに上昇した。 最近では、ベテラン投資家ティム・ドレイパー(Tim Draper)氏の一連の好意的なコメントを受けて、12月20日に27%急騰した。