広島県でいま注目の「個性派宿」5選。美術館一体型ホテルから瀬戸内海を一望できる一棟貸切ホテルまで秋シーズンの広島の宿を徹底ガイド
●旅の起点となる宿は最高の旅を過ごすための最重要ポイント。広島で「一生に一度は泊まってみたい」個性的な極上宿とは?
眼下には瀬戸内海、背中には紅葉に染まる山々、さらに厳島神社や原爆ドーム、平和記念公園、鞘の浦などの名所スポット巡り、豊富なグルメなどなど、広島は一年を通じて今がまさに観光のベストシーズンを迎えているところです。 瀬戸内の海も山も満喫できる古民家ステイ『せとうち母家』の魅力とは? 広島旅をより深く楽しむためには、やはり数日間の滞在は必須。ならば宿泊する宿にも大いにこだわってみたいですよね。ということで今回は、秋の広島滞在を盛り上げる個性派の宿、計5軒をご紹介。どの宿も日常を忘れてしまうほどの魅力を秘めているので、広島を訪れる前にぜひチェックしてみてください!
世界で最も美しい美術館で過ごせるホテル『SIMOSE ART GARDEN VILLA』
対岸に宮島を望む海辺に10棟のヴィラ、フレンチレストラン、美術館が一体となった今までにないアート複合施設「Simose Art Garden Villa(シモセ アート ガーデン ヴィラ」。2024年6月にユネスコの「世界で最も美しい美術館」に選出された『下瀬美術館』を囲むように建てられた「森のヴィラ」と、水盤に面した「水辺のヴィラ」にある10棟のヴィラに宿泊できます。 それぞれのヴィラは2014年プリツカー賞受賞の建築家・坂茂(ばん・しげる)氏による建築で、部屋からは瀬戸内の島々を風や海を感じながら眺められると同時に、広島の幸をふんだんに使ったフランス料理も堪能できます。また、宮島、阿多田島、江田島といった瀬戸内の多島美に加え、水盤に並ぶ8色に彩られた可動展示室が楽しめる「望洋テラス」が宿泊者限定時間となる早朝と夜で楽しめるなど、プライベートな時間の中で希少なアートの数々を体験できます。 ●DATA 「SIMOSE ART GARDEN VILLA」 所在地:広島県大竹市晴海2-10-50 料金:1泊2日・2名利用 10万6000円~(税込) ※宿泊は「家具の家」(10歳以上から利用可能)を除き、13歳以上のみ可能。
ミシュランにも選出!『KIRO 広島 by THE SHARE HOTELS』
広島市の中心市街地にある築29年の複合ビルの一部をコンバージョンしたホテル『KIRO 広島 by THE SHARE HOTELS』は、全国6都市・9店舗で地域との共生を目指すホテルブランド「THE SHARE HOTELS」の広島店に当たります。 客室はスタンダードツイン以外にファミリーや友人同士での利用に最適な3名部屋や4名部屋があり、宿泊者用のシェアキッチンも用意されているなど、長期滞在にも最適。 見どころは、既存の建物に残っていた屋内プールを改修したゲストラウンジ「THE POOLSIDE」。広島を拠点に全国で植栽のプロデュースを手掛ける『株式会社叢(くさむら)』がセレクトした個性的な植物や、同じく広島を拠点に世界展開している『マルニ木工』の家具が配された環境の中で、クレープ料理をメインとする朝食を楽しめます。 また、同ホテルでは食やアートにまつわるイベントも数多く開催。施設内にあるカフェ『tata coffee stand』では、広島各地のバリスタが日替わりでスペシャルティコーヒーなどを提供してくれます。ミシュランガイド・ホテルセレクションで「selected」にも選ばれた最上級の空間が楽しめる宿です。 ●DATA 「KIRO 広島 by THE SHARE HOTELS」 所在地:広島県広島市中区三川町3-21 料金:1泊2日・2名利用 1万5000円~(税込) ※ルームタイプ・季節・曜日によって変動