ローリエフレイバー直線抜け出し重賞2勝目 2歳女王が鮮やかに復活/ロジータ記念
<ロジータ記念>◇13日=川崎◇S1◇ダート2100メートル◇3歳牝◇出走14頭◇1着賞金2200万円◇1着馬に東京シンデレラマイル、1~2着馬にクイーン賞の優先出走権 8番人気ローリエフレイバーが直線で抜け出し、重賞2勝目を挙げた。勝ちタイムは2分20秒0。野畑凌騎手(20)、月岡健二調教師(56)ともにこのレースは初制覇となった。 2歳女王が鮮やかに復活した。逃げたミスカッレーラの2番手を追走。2周目の4角で外からポルラノーチェに前に出られたが、そこから逃げ馬を捉えながら盛り返した。 最後は首差で振り切り、昨年の東京2歳優駿牝馬以来の勝利。鞍上は「いいリズムでリラックスして走れた。けがもしてしまったけど、また重賞を勝つことができて、すごくうれしい」。関東オークスを前に落馬。春の大一番では乗り替わったが、秋の最大目標で勝利に導いた。 月岡師は「あくまでも馬の状態次第」としながらも次走は12月30日大井の東京シンデレラマイル(S3、1600メートル)を予定。地元で古馬に挑む。【牛山基康】 ◆ローリエフレイバー ▽父 マジェスティックウォリアー▽母 マヒナズヒル(ネオユニヴァース)▽牝3▽馬主 尾田信夫▽調教師 月岡健二(大井)▽生産者 丸幸小林牧場(北海道浦河町)▽戦績 11戦5勝▽総獲得賞金 6193万円▽主な勝ち鞍 23年東京2歳優駿牝馬(S1)▽馬名の由来 スパイス名(月桂樹)+冠名