第1回口頭弁論 松本人志氏出廷せず 週刊文春側は全面的に争う姿勢 「記事が真実か」など争点
日テレNEWS NNN
ダウンタウンの松本人志さんが、自身の性的行為に関する記事で名誉を傷つけられたとして「週刊文春」側を訴えた裁判の第1回口頭弁論が28日開かれ、「週刊文春」側は全面的に争う姿勢を示しました。 法廷に松本人志さん本人は現れず、双方の弁護士のみが出廷し、わずか5分で閉廷しました。 松本人志さんは、「週刊文春」に掲載された女性との性的行為に関する記事で名誉を傷つけられたとして、文藝春秋と編集長に対し、5億5000万円の慰謝料などを求め、ことし1月、提訴しました。 28日開かれた第1回口頭弁論の傍聴倍率はおよそ36倍で、「週刊文春」側は松本さんの訴えを退けるよう求め、全面的に争う姿勢を示しました。 争点になる、「記事が真実かどうか」や「真実だと信じる相当の理由があったか」については、「週刊文春」側は、「記事は真実だ」としたうえで、「複数回の取材を重ね、証言の具体性があるかや、関係者の裏付けがあるかなど慎重に検討した」と反論しています。 28日、松本さん側は、「記事の女性が誰か特定されないと認否できない」と主張しましたが、「週刊文春」側は、個人情報は回答できないとしました。 弁護士によりますと、松本さんは今後の出廷については拒否しておらず、本人尋問を行う可能性も高いということです。