写真：トラベル Watch

　19のホテルブランドを世界100か国以上で、6400軒以上展開するIHGホテルズ＆リゾーツ。日本では北海道から沖縄まで7ブランドを約47ホテル展開中だ（2024年6月30日時点）。今回は、ANAクラウンプラザホテル松山 総支配人の山下正純氏にホテル周辺の魅力を聞いた。 【画像】クラウンスイート 施設名：ANAクラウンプラザホテル松山 所在地：愛媛県松山市一番町3-2-1 ――ANAクラウンプラザホテル松山で働くようになったきっかけを教えてください。 　前身の松山全日空ホテルに1983年に4期生として入社しました。当時、松山での宿泊は旅館やビジネスホテルが主体でしたが、本格的なシティホテルが初めて開業し、ほかでは経験できない高品質なサービスや優雅な施設の提供ができることに魅力を感じ、この世界に飛び込みました。入社後は料飲部門、営業部門を中心に経験を重ね、2013年6月に総支配人に就任いたしました。 ――どんなホテルですか？ 　当ホテルは愛媛県の中心都市である松山市にあり、オープン以来、国内外の多くの方々から四国エリアの観光拠点としてのご利用をはじめ、地元の企業・団体さまのご宴席の場など、地域を代表する迎賓館してご支持いただいております。 ――ANAクラウンプラザホテル松山ならではの体験というと？ 　当ホテルは松山城が築城された自然豊かな小山の側に位置し、お部屋からは四季の移り変わりを楽しめるお城山や、旧松山藩主の別荘で当時としては珍しい洋風建築の萬翠荘（ばんすいそう）を眺めることができます。 　また、館内には和食・中華・鉄板焼きのレストランがあり、瀬戸内の新鮮な魚介類や地元産の野菜を使用した料理の数々は、多くのお客さまからご好評をいただいております。 ――ホテル周辺で個人的にイチオシの観光スポットや飲食店などがあれば教えてください。 　観光地として有名な道後温泉は、路面電車で約10分で行くことができ、散策スポットとして人気です。また、ホテルから徒歩圏内の松山城は、日本現存12天守の1つで見どころ満載となっております。天守からは松山平野を一望でき、その眺望はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの一つ星に選定されており、訪れる人も多いです。 　そのほか、司馬遼太郎氏の代表作「坂の上の雲」を基本理念とした「坂の上の雲ミュージアム」もお勧めです。伊予松山出身の3人が世界を相手に大志を抱き、明治維新後の激動の時代を駆け抜けた様は見るにつけ胸が熱くなり、個人的には大好きなスポットです。 ――オススメのレストランメニューは？ 　どの料理もオススメではございますが、特に「日本料理 雲海」で提供しております、郷土料理の代表「鯛丼」を味わっていただきたいです。甘みのあるタレに厚切りの鯛のお刺身を浸して、それをご飯の上に乗せていただく料理ですが、豊かな風味と新鮮な鯛の食感が相まって絶品です。 「中国料理 桃園」では、「担々麺」のファンが多く、県外からの旅行者からも「これが一番お気に入りで泊まりのときは楽しみにしている」と仰っていただいております。ほかではあまりみられない、濃厚な胡麻風味をぜひ味わってください。 「鉄板焼 石鎚」では、厳選された愛媛県産の黒毛和牛をご準備しております。牛肉本来の旨味を存分に味わっていただき、ホテル最上階からの眺望とともに贅沢な時間をお楽しみください。 ――オススメのお土産は？ 　私自身甘いものが大好きなので、霧の森菓子工房さんの「霧の森大福」がお勧めです。とろとろの食感で、抹茶の程よい苦みと、なかに入っている餡や生クリームとの絶妙なハーモニーが絶品です。ホテルすぐ近くにお店がありますが、いつも行列ができているほどです。 　ほかにも愛媛にはお勧めのお土産がたくさんありますので、お越しの際はスタッフに遠慮なくお尋ねください。