台風3号、23~26日にかけ台湾に最接近か 24日には陸上警報の可能性も
(台北中央社)軽度台風(台湾基準)台風3号は21日午前8時現在、台湾本島最南端ガランピ(鵝鑾鼻)の南東約800キロの海上を、勢力を増しながら北西方向に移動している。交通部中央気象署(気象庁)は同日、台風が台湾に最も近づくのは23日夜から26日にかけてで、24日には陸上台風警報を出す可能性があると発表した。 同署の朱美霖予報官は記者会見で、台風が近づく23日夜から26日にかけて風や雨が顕著になる可能性があると説明。台湾本島や各離島の陸上が強風域に入ると予想される時刻の18時間前に発表する「陸上台風警報」について「24日に発表する可能性を排除しない」とした上で、現段階での予想経路はいまだ幅があり、東西方向に少しずれれば警報の発表に影響すると補足した。 23日以降の降雨の予報は以下の通り。23日=北部、北東部、東部は一時雨または雷雨。その他の地区は晴れで午後は一時雷雨▽24、25両日=台湾本島西側と北東部はにわか雨または雷雨。その他の地区は所により一時雨▽26日=中部、南部は一時雨または雷雨。その他の地区は所により一時雨。 (張雄風/編集:田中宏樹)