【3つのSTEPで劇的変化】2024年のキーワード「言語化力」を高めれば、人生が動き出す!
「三省堂 辞書を編む人が選ぶ 今年の新語2024」で「言語化」が大賞に選ばれるなど、「言語化」という言葉を耳にすることが増えた。「とっさの質問にうまく答えられない」「『で、結局、何が言いたいの?』と言われる」「話し方やプレゼンの本を読んでも上達しない」……。そんな悩みを持つ方は、言語化の3要素である「語彙力」「具体化力」「伝達力」どれかが欠けていると指摘するのは、文章や話し方の専門家であり言語化のプロである山口拓朗氏。本連載では、山口氏による話題の書籍「『うまく言葉にできない』がなくなる言語化大全」の中から、知っているだけで「言語化」が見違えるほど上達するコツをご紹介していきます。 ● 「言語化」は、2024年のキーワード 「頭の中にある気持ちや考えを、うまく言葉にできない」 「突然、人から質問を受けた時に、すぐに答えが出てこない」 「報告書や企画書を書いても、内容がぼやけてしまう」 「上司からよく『で、結局何が言いたいの?』と言われる」 あなたも似たような悩みを持っているのではないでしょうか。 どんなに素晴らしい考えや発想が頭の中に浮かんでも、それを言語化し、相手にきちんと伝えることができなければ意味がありません。少し厳しく言えば、「言語化できない人は、何も考えていない人と同じ」です。 今、言語化に悩む人が増えています。 「三省堂 辞書を編む人が選ぶ 今年の新語2024」で「言語化」が大賞に選ばれたのも、そういった世相を反映してのことでしょう。 しかし、言語化力が伸びない原因は、ズバリ、あなたが「言語化する方法」を知らないからです。 正しい手順を踏むことで「うまく言葉にできない」を「うまく言葉にできる」に変えることができます。本書はそのプロセスを細かに書いたありそうでなかった画期的な1冊です。 ● 「言語化」のプロセスを網羅した3STEP 私はこれまで25年以上、「すべての人が、どんな状況でも、うまく言語化できるようになるためにはどうすればいいか」について考え続けてきました。 これまでに3700人以上に取材・インタビューをし、100を超える媒体で記事を執筆し、さらに、2010年にスタートした文章講座が口コミで評判を呼び、今までに企業のビジネスパーソンを含め、延べ1万人以上に、伝え方や文章の書き方の指導をしてきました。 決して優秀だったわけではない私が、文章の専門家として身を立てられるようになったからこそ、断言できることがあります。 それは、「3つのSTEP」さえ踏めば、「言語化力」は誰でも必ず高められる!―ということ。そのSTEPが以下の3つです。 STEP1:「語彙力」を伸ばす STEP2:「具体化力」を鍛える STEP3:「伝達力」を磨く 多くの人が「伝達力」、つまり「伝える力」だけで、なんとかその場を乗り切ろうとします。しかし、いえ、だから、うまくいかないのです。伝え方は、3STEPのうちの一部に過ぎません。 本書で紹介する3STEPをすべて実践すれば、言語化ベタを自覚している人でも、必ず言語化力を伸ばすことができます。 ● 多忙な人でもできる実践的トレーニングを多数掲載! この3STEPは、私が25年以上にわたって研究・実践をくり返しながら体系化することに成功したオリジナル手法です。 本書は忙しいビジネスパーソンを救うバイブルを目指し、読みやすさと取り組みやすさ、そして、ノウハウの再現性の高さを重視しました。 なお、章間コラムでは、「言語化」を語る上で外せない対話型AI「ChatGPT」との上手な付き合い方も紹介します。 ChatGPTを受け身で使えば、人間の言語化力は驚くほど低下するでしょう。一方、賢く使えば、言語化力を劇的に伸ばすことができます。本書の読者が目指すべきは、言うまでもなく後者です。 ● 言語化できれば人生が変わる 本書の内容を実践いただき、揺るぎない言語化力を手に入れた暁には、日常も、未来も、そして人生までもが変わります。 自分の考えや気持ちを的確に伝えられるようになると、仕事がスムーズに回るようになるほか、人間関係での誤解やトラブルも減るでしょう。もちろん、上司や同僚、部下、取引先など、周囲からの評価も高まります。 そればかりではありません。言語化力が高まることで、自分自身の感情を適切にマネジメントできるようにもなります。それによって自己理解が深まり(同様に、自己肯定感が高まり)、自分に自信が持てるようになります。 さらに、目標や夢が叶いやすくなることも言語化がもたらす大きなメリットです。 *本記事は、山口拓朗著「『うまく言葉にできない』がなくなる言語化大全」から、抜粋・編集してまとめたものです。
山口拓朗