金丸だけじゃない!最速152キロスーパー1年生左腕の関大・百合沢飛が初登板で1回無失点
<関西学生野球秋季リーグ:近大3-0関大>◇7日◇第1節1回戦◇わかさスタジアム京都 関大の最速152キロ左腕の百合沢飛(ゆりさわ・たか)投手(1年=開星)が、中継ぎで1回2安打1死球でリーグ戦無失点デビューを飾った。 8回に登板すると、先頭打者に安打を許したが、次打者の初球に投併殺打で2球で2死に。そこから右前打と死球で2死一、二塁のピンチを招くも遊飛で切り抜けた。「多くの方の前で投げるのは、高校以来」と緊張しながら腕を振った。 高校時代は最速143キロを計測。昨夏、開星(島根)のエースとして県大会に臨み、準々決勝で立正大淞南に敗退。大学入学後は短いダッシュやボックスジャンプ等のメニューを繰り返し、瞬発力を養った。春のチャレンジリーグ(新人戦)では抑えで登板し、自己最速を更新する152キロを計測した。 チームの投手リーダーであり、ドラフト1位候補の最速154キロ左腕の先輩、金丸夢斗投手(4年=神港橘)に恩を感じている。「いつもお世話してもらってます、めちゃめちゃ優しいです。人一倍トレーニングする方で、自分もそれ以上しないと金丸さんを超えられない。その姿勢は、刺激になります」。試合後、この日登板のなかった金丸は「ナイスピー!」と、後輩をたたえた。【中島麗】 ◆百合沢飛(ゆりさわ・たか)2006年(平18)1月26日生まれ、島根県松江市出身。5歳で野球を始め、雑賀小では同校軟式野球部、開星中でも軟式野球部と中3夏から松江城ボーイズに在籍。開星高では甲子園出場経験なし。関大は1年秋にベンチ入り。憧れの選手は先輩の関大・金丸夢斗。好きな芸能人はお笑い芸人のレインボー。趣味はサウナ。ペンや箸も左利きで、左投げ左打ち。身長189センチ、93キロ。