【MLB】タッカー獲得のカブスが控え捕手を確保 カーソン・ケリーと2年1150万ドル+オプションで合意
オフシーズン当初から、若手捕手ミゲル・アマヤと併用する2番手捕手の獲得を目指していたカブス。大型トレードでアストロズから強打者カイル・タッカーを獲得したことが発表された日本時間12月14日、2番手捕手の補強も無事に完了させた。カブスはレンジャーズからFAとなっていたカーソン・ケリーと2年1150万ドルの契約を結んだことを発表。年俸は2025年、2026年とも500万ドルで、2027年の契約は年俸750万ドルの相互オプション(またはバイアウト150万ドル)となっている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 今オフはFAの捕手市場の動きが早く、トラビス・ダーノー(エンゼルス)、カイル・ヒガシオカ(レンジャーズ)、ダニー・ジャンセン(レイズ)といった実績のある捕手が次々に市場から消えた。そんななか、カブスはエンゼルスとのトレードでマット・サイスを獲得していたが、より実績のある捕手としてケリーと2年契約を結んだ。 現在30歳のケリーは、かつてカージナルスで「ヤディアー・モリーナの後継者」と期待されていた選手。ダイヤモンドバックスへ移籍した2019年に自己最多の111試合に出場し、打率.245、18本塁打、47打点、OPS.826とブレイクした。2022年までダイヤモンドバックスの正捕手を務めていたが、ガブリエル・モレノが加入した2023年は故障もあって出場機会が激減し、8月にダイヤモンドバックスを解雇され、タイガースへ移籍。今季はタイガースの一員として開幕を迎えたが、7月下旬のトレードでレンジャーズへ移り、2球団合計で91試合に出場して打率.238、9本塁打、37打点、OPS.687を記録した。 ケリーは今季、左腕に対して打率.302、OPS.807の好成績をマーク。アマヤは右腕に対して打率.256、OPS.709をマークした一方で、左腕に対しては打率.163、OPS.463とほとんど打てていなかった。よって、自軍の投手との相性も考慮しつつ、基本的には相手投手の左右によって2人の捕手を使い分けることになりそうだ。