メルカリに登場した「AI出品サポート」を使ってみた! 出品は楽になるが、注意点も
メルカリでは、出品作業が楽になる「AI出品サポート」を提供しています。この機能を使えば出品のステップは最短で3つになり、大幅に手間を減らすことができます。 【ランキング】 メルカリ公式バイヤーが発表! 2024年上半期、海外の人に買われたアイテムTOP10 この記事ではAI出品サポートの使い勝手や注意点を紹介していきます。
◆AI出品サポートでマウスを出品してみた
さっそく「AI出品サポート」を使ってみます。手順は非常にシンプル。画面の指示に従って操作していきます。 ※画面の内容は、スマートフォンの機種やOSのバージョンによって異なる場合があります
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通常と同じように「出品する」のボタンをタップし、商品の写真を撮影、あるいはアルバムから選びます。 写真の下に「AI出品サポート」の表示があり、オンになっていることを確認したら、画面右上の「次へ」をタップします。
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カテゴリーを選びます。候補がいくつか表示されるので、そこから選びましょう(該当するものがない場合は、画面下の「他のカテゴリーを選択する」から選べばOKです)。今回は候補の中から「マウス本体」を選びました。
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生成された説明文がこちら。概要、特徴、使用感に至るまでかなり詳しく書かれています。 「商品の状態」や販売価格も、AIが自動で設定してくれます。 生成された情報は手動で修正することも可能です。内容を確認し、OKであれば「出品する」をタップ。これで出品は完了です。
◆AIサポートを使う際の注意点
「AI出品サポート」はあくまで出品を“サポート”するツールです。そのため、生成された情報は必ず確認してから公開するようにしましょう。 特に写真の撮り方によっては、商品に傷や汚れなどがあっても見えづらく、AIでは拾いきれなかったり、誤判定してしまったりする可能性もあります。実際、今回のマウスについてAI出品サポートは「目立った傷や汚れなし」と判定しましたが、実物には汚れがありました。 また、生成される説明文の内容は一般的な情報にとどまってしまう場合も少なくありません。商品のダメージなどに関しては説明できないので、そこは出品者がきちんと加筆するべきです。これを怠ると購入希望者から問い合わせが来たり、後々トラブルに繋がったりするおそれがあります。 メルカリの「AI出品サポート」は出品の手間を大幅に減らせる便利な機能に違いありません。ただし、生成された情報を鵜呑みにするのはリスクがあります。最終的には出品者の判断が必要だということを踏まえて利用しましょう。
川崎 さちえ(フリマアプリ・ネットオークションガイド)