「あっ、降りそこねちゃった…」高速道路には降りるICを間違えた場合の”救済措置”があるらしい
高速道路を走行中、降りるICを間違えた経験はないでしょうか。高速道路は一方通行なので、Uターンなどをして逆走することは大事故の原因となってしまいます。もし、高速道路で道を間違えた時はどうすればいいのでしょうか? 【画像】懐かし名車:いすゞ ジェミニ(初代)×17枚
“救済措置”「特別転回」って?
救済措置の「特別転回」とは、誤って高速道路に進入した場合や目的のインターチェンジ(以下IC)を通りすぎた際に、安全に進路変更できる制度のことです。具体的な利用場面としては、「誤って高速道路に入ってしまった」「目的地とは逆方向に進んでしまった」「目的のインターチェンジを通りすぎてしまった」などの場面が挙げられます。 上述の場面において本線上や料金所付近で慌ててUターンやバックをすると、近年よく聞く逆走事故や、多重衝突事故などの大きな被害が発生する可能性があるため、特別転回の利用が推奨されています。
特別転回の方法!
高速道路で特別転回をおこなう際は、手順をしっかりと理解しておくことが重要です。 まず、誤って高速道路に入ってしまった場合は、入口料金所の通行券受取機にあるインターホンで料金所スタッフに特別転回を申し出ます。スタッフに事情を説明した後、料金所スタッフからICの構造や通行状況等に応じた案内があるので、その指示に従いましょう。 次に、進行方向を間違えた場合や、目的のICを通りすぎてしまったケースですが、まず、ETCカードを抜いた状態(ETCを利用の場合)で次のインターチェンジの「一般」レーンまたは、「ETC/一般」レーンに入り、料金精算前に料金所スタッフへ特別転回の申し出をおこないます。 この際、最初に乗ったインターチェンジと当初降りる予定だったICを聞かれるので、正確に答えましょう。 その後、料金所スタッフから目的のICまでの戻り方の指示があるので、指示に従って本来の目的のICへ戻りましょう。 なお、特別転回する場合の通行料金は、当初の流入ICから目的のインターチェンジまでの料金が適用されるので、誤って通過した分の通行料金を支払う必要はなく、余計な料金が発生することはありません。