「あっ、降りそこねちゃった…」高速道路には降りるICを間違えた場合の”救済措置”があるらしい
「特別転回」する際の注意点はある?
前述のように、特別転回は誤って高速道路に進入した場合などに役立つ便利な救済制度ですが、利用する際にいくつかの注意点があります。 まず、特別転回を申し出ると料金所のスタッフが指示と誘導をおこなうので、必ずその指示に従ってください。スタッフの指示に従わないで自己判断で行動すると、ほかの車両との衝突や事故の原因となる可能性があります。 また、特別転回をおこなったあとに最終の出口料金所でETCを利用する際、開閉バーが開かないことがあるため、料金所スタッフがいるレーン、または料金精算機が設置されているレーンを利用しましょう。スタッフが特別転回の処理をしてくれます。 なお、ICの構造などによっては、特別転回ができない場合があります。事前にICの構造や特別転回の可否を確認することは難しいため、現地でスタッフの指示に従うことが大切です。 また、特別転回の手続きをおこなう際、料金所スタッフが氏名や車両番号などの情報を求めることがありますが、これらの情報は手続きの一環として必要なため正確に伝えましょう。 最後に、忘れてはいけないのが特別転回は緊急時の措置であるということ。 正当な理由がなく特別転回をおこなうと、ほかの車両に迷惑をかけたり、事故の原因となったりする可能性があるので、特別転回はあくまで安全に目的地に戻るための手段として使用し、不正に利用することは絶対にやめましょう。
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月刊自家用車編集部