ベトナム人女性らが特殊詐欺被害を防ぎ、警察から感謝状 コンビニで高額電子マネーの購入を不審に思い通報
メ~テレ(名古屋テレビ)
被害を防いだのは、ベトナム人女性の機転でした。愛知県警は江南市のコンビニエンスストアで働く女性店員らに、特殊詐欺被害を未然に防いだとして感謝状を贈りました。 愛知県警江南警察署から感謝状が贈られたのは「セブンイレブン江南村久野町平松店」のアルバイト、ヴ・ティ・トゥ・チャンさん(27)と「いちい信用金庫江南支店」の行員、遠藤丈也さん(28)です。 遠藤さんは、来店した70代の女性客が250万円の引き出しを希望したのを不審に思い、事情を聴いたうえで支店長に連絡。警察にも通報し、特殊詐欺を未然に防ぎました。 一方、ベトナムから7年前に来日し、3年前からアルバイトとして働くチャンさん。 チャンさんが働く店では、電子マネーのカードの購入は若者を中心に頻繁にあるということですが、高齢者の購入については日ごろから注意を払っているそうです。
日ごろからの店の取り組みが被害を防ぐ
11月10日の午後1時半ごろ、店を訪れた80代の男性客に求められたのは、高額な電子マネーのカードでした。 「購入理由をわからないで買うということで、おかしいと思って相談してくれた」(セブンイレブン江南村久野町平松店オーナー 武田真希さん) 「値段は4万円。高いと思った」(チャンさん) セブンイレブン江南村久野町平松店では、高齢者が高額な電子マネーを購入しようとする際には理由を聞いたり、お店独自のポップなどで注意を呼び掛けたりしています。 そうした取り組みもあって、5月にも同じような事例で未然に特殊詐欺の被害を防いだばかりでした。 「特殊詐欺被害にあっているという気持ちでお客さんは来ないので、誰にも相談せずに来て、本当にレジの中にいる店員が最後の砦なんだと思っている」(武田さん)