板橋・トプコン本社でイルミネーション 菓子やアップサイクル定規の配布も
精密光学機器メーカーのトプコン(板橋区蓮沼町)本社敷地内で12月6日、「トプコンクリスマスイルミネーション2024」が始まった。イルミネーションにはLEDを使い、環境保全活動の啓発や地域交流のため2006(平成18)年から毎年開催している。昨年は延べ約3900人が足を運んだという。(板橋経済新聞) 【写真】上空から見たイルミネーションと、映し出されるマスコットキャラクター「アウラ」(写真提供=トプコン) トプコンは1932(昭和7)年9月、服部時計店精工舎(現、セイコーホールディングス)の測量機部門を母体に、「東京光学機械」の社名で設立。測量機、双眼鏡、カメラを生産していたが、1947(昭和22)年には医療機器事業へも進出。現在は国産光学機器大手としてグローバルに展開し、1989(平成元)年に現在の「トプコン」へ社名変更した。 本年度のイルミネーションは、「医(ヘルスケア)」「食(農業)」「住(建設)」の3つの事業を象徴する紫・緑・黄色の3色で「トプコンらしさを表した」という。見学者が温かい気持ちになれるよう、木々にはシャンパンゴールドのライトを飾るほか、子どもが楽しめるよう、LEDライトで同社のマスコットキャラクター「アウラ」も投影している。 同社は、「福祉のお菓子」をサポートしている「sweet heart project」の理念に賛同し、同イベントで2020年から、障害者自立支援施設で作られた菓子を子どもたちに数量限定で配布しており、本年度は初の試みとして、廃材を利用したアップサイクル定規も数量限定で配布する。 定規を担当した金田泰久さんとKwon Jisoo(グォン・ジス)さんは「当社は、距離や角度、目の状態など『正確にはかること』が求められる高精度な精密機器を製造している。強みの一つである『はかること』をデザインコンセプトに、『はかるモノから測るモノへ』という発想で、定規にアップサイクルした」と話す。 イルミネーション点灯時間は16時30分~21時。1月10日まで。
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