北朝鮮の指令受けスパイ活動 労組全国組織元幹部に懲役15年=韓国地裁
【水原聯合ニュース】韓国の水原地裁は6日、北朝鮮から指令を受けてスパイ活動を行ったとして国家保安法違反の罪に問われた労働組合の全国組織、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の元組織争議局長に懲役15年の実刑判決を言い渡した。 また、同じ罪に問われた元幹部3人のうち2人に対しても懲役7年、懲役5年の判決を言い渡し、1人は無罪とした。 地裁は「自由民主主義体制では集会、表現の自由などの基本的な権利が保障されているが、無制限に許されるものではない」とし、「反国家団体である北の脅威が現存する以上、反国家活動を規制して国の安全と国民の生命を保障しなければならない」と説明した。 被告らは2017年から22年にかけ、北朝鮮の指令を受けて労組活動を口実にスパイ活動を行い、中国やカンボジアなど海外で北朝鮮の工作員と接触した罪で昨年5月に起訴され、今年9~10月に保釈された。 被告らは公訴事実を否認し、無罪を主張していた。
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