万年肌荒れだった私の手を救った「ハンドクリーム」。高級だけれど投資する価値がすごかった!【パリ在住・井筒麻三子】
人気YouTubeチャンネル「GOROGORO KITCHEN」のMamikoこと井筒麻三子さんが、パリでの家探しや新しい暮らし方を綴ります。 【画像】Mamikoさん愛用! 大ボトルの高級ハンドクリーム 料理が好きなので、一日の多くの時間をキッチンで過ごす。夫もフリーランスで在宅仕事だから、一日3食、一年の300日ぐらいは食事を作っている気がする。自然と水仕事をすることが多くなるわけで、悩みのタネは手肌が荒れることだ。 幸い、あかぎれなどができるほどではないのだけれど、いつも手が乾いていると感じるし、爪も割れやすい。遅ばせながら最近はやっと、食器を洗う時にゴム手袋を使うようにしているものの(以前は面倒で、どうしても続かなかった……)、やはりこまめなハンドケアをしないと、カピカピになってしまう。 ところが、ずっと気になりつつも、高いからな~と躊躇していた「イソップ」のハンドクリームを思い切って使い始めたところ、すこぶる調子がいい! デパートのル・ボン・マルシェや、トレンディ(死語)なレストランのお手洗いに行くと、大概このイソップのハンドソープ&ハンドクリームが置かれている。使うたびにいいなあと思っていたが、ハンドソープ 500mlは約40€、ハンドクリーム 500mlに至っては90€。約15000円のハンドクリームってどんだけ~! と思い、手を出せずにいた。 そんなある日のこと。外出先での仕事が終わり、疲れ切ってクタクタになりつつ、気分をあげようとデパートBHVの中を通ったところ、なんだかとても癒されるいい香りがする。それはイソップのお店から漂ってきており、お店の前にはハンドクリームが設置されていて、誰でも試せるようになっていた。
フラフラ~と手につけてみると、これまたいい香り。そして手肌もベタつかないのに、しっとり、艶やか。その心地よさに思わず「もういい、これは頑張っている自分へのプレゼントだ!」と決意し、その場で購入。なんだか少し足取りも軽くなって自宅へ帰った。 使い初めの頃は、もったいなくて恐る恐る大事に使っていたのだけれど、香りが本当にいいので、使うたびに気分がグンと引き上がる。慣れてくると、香りを楽しみたくて以前よりこまめにハンドクリームを使うように。結果、手肌のカサつきがかなり改善された。 高いなあ~と思った値段も、使ってみると半年はもつから、意外と顔のクリームなんかよりずっと安い。そして何より、自分を労るためにちょっと奮発したものを買うという行為に、気持ちが満たされるのだ。 撮影/Yas
井筒 麻三子