マカオ治安警察局が市内各所で一斉取り締まり展開…違法就労の男女2人検挙
マカオ治安警察局は11月12日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を目的として展開する大規模作戦「落雷2024」の一環として、同月11日から12日にかけて市内各所で一斉取り締まりを実施したと発表。 今回の一斉取り締まりには治安警察局のマカオ警務庁、海島警務庁、交通庁、情報庁から66人が参加し、マカオの各所にある複数のマッサージ店及び賓館と呼ばれる格安宿泊施設に対するパトロールを展開すると同時に、カジノを含む統合型リゾート(IR)施設が集積するコタイ地区のコタイストリップ一帯で職務質問を強化して臨んだほか、複数箇所で交通検問を実施したとのこと。 期間中、計238人(男129人、女109人)に対する調査を行い、このうち2人(男女各1人)について違法就労が認められたため検挙し、関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。
交通検問については車両34台に対する調査を行い、違反は4件(無灯火、二輪車の免許取得1年以内の二人乗り、シートベルト無着用、無保険)だったという。 また、マカオ司法警察局も同作戦の一環として12日午後にかけて捜査員25人体制でマカオ各所にあるカジノ施設内外でパトロールを実施。こちらについては計157人(男82人、女75人)に対する調査を行った結果、検挙者はいなかったとした。 両局は、今後もマカオの治安情勢の変化を注視し、状況に応じて臨機応変に対応策を調整し、各種違法行為の抑止及び取り締まりを実施することで、市民と旅客の生命と財産の安全保障、公共の安全と秩序の確保、マカオの良好な治安環境の保護に努める考えを示している。