球団も親会社もヤクルトが一番元気?【川口和久のスクリューボール】
セに勢いありか
24日は村上[左]のサヨナラ弾で勝利。田口[右]もお立ち台に上がった[中央は内山壮真]
交流戦もたけなわだが、収穫あり誤算ありと、各球団悲喜こもごもというところかな。 過去、セ・リーグは交流戦を苦手にしているチームが多かったが、今年の交流戦は、ほぼ互角。大敗が続く広島が少し心配ながら、セに勢いがあるようだ。 俺がコーチ時代の巨人は交流戦を苦にはしていなかった(2011~14年)。投手コーチの立場で言えば、あまりデータにとらわれなかったことも大きかったと思う。もちろん、スコアラーがたくさんのデータをそろえ、整理してくれた。役立つものは多かったが、ピッチャーはバッターの苦手なコースだけを投げればいいわけじゃない。状況もあるし、あと、やはり打者の苦手はインサイドにある。そこを突いて外を使う対角の攻めは、どのバッターが相手でも変わらない。対戦が少ないからこそ、徹底的に突くよう指示していた。 当時、交流戦は、いつもは行かない札幌、仙台、福岡に行くので、現地のおいしいものを食べる楽しみもあった。今、マスク制限の緩和も始まり、一般の方は少しずつ以前どおりの生活になってきたが、選手たちはまだ・・・
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週刊ベースボール