「千歳で一番高いラウンジ」も強気の進出!“半導体特需に沸くマチ・北海道千歳市の驚くべき変貌
また、ラピダス進出の効果による人口増加予測は、2040年までに累計でおよそ7800人。 総人口は2036年にピークを迎え、現在からおよそ5000人多い10万人を超えると推計しています。
千歳市内の不動産会社でもー (居住支援千歳プロジェクトチーム 梶田多恵子さん)「うちの管理物件の一部ですが、現在は満室です。本来は12月はいろいろ動くが、紹介できる物件はない。千歳の活気のよさ、盛り上がりの証拠」 工事関係者などの転入者も増え、こちらの不動産会社で管理している賃貸物件はすべて満室に。
さらに、賃貸物件は全体的に2割ほど高くなっていて、しばらくは続くと分析しています。 (居住支援千歳プロジェクトチーム 梶田多恵子さん)「地価が上がった、建築資材の高騰、いろいろなことが噛みあって建築費が高くなっているので、家賃を上げなければ収支が合わない。今の状態では高値安定だと思う」
繁華街にも異変「一番高いラウンジ」発見…強気の価格設定
地元の繁華街は多くの人が行き交い活気にあふれていました。 (千歳市民)「北海道がどんどん活性化していくには、千歳を足掛りにこれからどんどん道内のいろいろなところに発展してほしい」 特需効果はこちらにもー
2024年9月にオープンしたラウンジです。 すすきのに2店舗を展開していましたが、将来性を見込んで千歳に新たに出店しました。 セット料金は1時間5000円から6000円。 「千歳で一番高い店」と謳っています。
狙いはもちろんラピダス需要です。 (プライベートカフェきちのせ千歳店 小林輝代表)「(道内の)所得ベースで考えると少し高いんですけど、ターゲット層にしているのが内地の客なので、強気で価格を決めました。1年後2年後にいろいろな企業が千歳に入ってきて、そこで店が定着してもらえれば」
居酒屋も活況!なのに店主はどこか寂しげ…なぜ?
中心部の居酒屋は月曜日にもかかわらずこのにぎわい。 工事関係者などの客を中心に売り上げが2倍ほど増えたと言います。 (川 川田和裕店主)「予約で8割入ってフリーでお客さんが来て満席になりました。忙しいですね。夏も冬も忘年会も関係ないですね」 店主の川田さんは長年、東京や道内のホテルで料理の腕を磨き、居酒屋として12年前に千歳で独立し、念願の自分の店を持ちました。