和歌山城天守閣で初日の出/和歌山市
元旦に初日の出を見ようという人たちのために、和歌山城の天守閣が無料で開放されました。 これは、和歌山城を管理する和歌山市が、市内を一望できる天守閣からの初日の出を多くの市民に眺めてもらおうと、毎年元日のあさ6時から9時まで天守閣を無料で開放しているものです。 2025年元旦の天候は晴天に恵まれて風も弱く、午前7時6分の初日の出の時刻からおよそ20分後には、東の空からまぶしいオレンジ色の太陽が顔を見せ、天守閣に集まった人たちが歓声を上げたり、手持ちのスマートフォンで写真や動画を撮ったりしながら、新年の幕開けを喜んでいました。 母親と訪れた中学1年の男子は「初めてちゃんと見ましたが、すごくきれいです。ことしは健康に過ごして、勉強も頑張りたいです」と話していました。 県外の大学に進学した和歌山出身の女子学生は「初めて天守閣で見ましたがきれいで感動しました。新天地で頑張りたいです」と語りました。 また、91歳のいまも「毎年天守閣での初日の出を欠かさない」と話す、和歌山市の仲正安さんは、健康の秘訣について「毎朝6時に起きて、お城のまわりを3キロから4キロ歩くことを日課にし、食事もしっかり摂っています。世界中が落ち着いて、平和であって欲しいです」と話していました。